原稿作成の基礎知識(アナログ・データ共通)
原稿サイズについて
原稿サイズ |
規格サイズ |
B5サイズ 182×257 / A5サイズ 148×210 |
データのピクセルサイズ |
■B5サイズ(規格サイズ+塗り足し) 188×263mm・350dpi = 2591×3624ピクセル ■A5サイズ(規格サイズ+塗り足し) 154×216mm・350dpi = 2122×2976ピクセル |
原稿用紙について |
1. トンボ(センタートンボ/コーナートンボ) |
トンボとは本を仕上げるための断裁位置や、印刷する範囲を示すための印です。トンボを塗りつぶしたり消したりすると、印刷の範囲が分からなくなり、正確な印刷ができなくなります。 |
2.内枠 |
基本的に内枠の線内に漫画のコマを入れるようにしてください。重要なセリフ、文字、線、擬音等、切れてはいけないものは、仕上がり線から10mm以内に入れないでください。 |
3.仕上がり線 |
仕上がりサイズの範囲を示した線です。これより外側の絵柄は切れてなくなります。ノド側はなるべく内枠内に収めるようにしてください。製本するときにノド側にのりを付けるので、内枠外に描かれてしまうと本を開いても見えなくなる恐れがあります。 |
4.塗り足し |
裁ち切りにするトーン、絵、ベタ、線、擬音等は仕上がり線から裁ち切り線までの3mm分を塗り足してください。3mm分まで届いてない絵や線は、ページのふちの部分(小口)が白く残ってしまう可能性があります |
5.ノンブル |
ノンブルとは、このページは何ページなのか、ページの順序を示すための番号です。ノンブルが無いと、ページの乱丁・落丁等の事故の原因になります。必ずノンブルは全ページに入れるようにしてください。 |
6.ノド・小口 |
ノドとは、製本した時に表紙にくるまれている背表紙側の辺のことです。小口とは、ノドとは逆側のページをめくる辺のことです。 |
綴じ方向 |
本を綴じる方向(背表紙が来る方向)の事です。
通常、縦書きの本は右綴じ(表紙を上にした時に背が右側に来る)、横書きの本は左綴じ(表紙を上にした時に背が左側に来る)になります。コミック・同人誌は主に右綴じで作られています。
表 紙 |
表1(表)と表4(裏)及び背表紙で構成されます。背表紙の幅(背幅)を計算して原稿を作成してください。表1と表4を1つの原稿として作成する場合、横のサイズは左右塗り足し+背幅分が必要です(縦のサイズは上下塗り足しのみ)。
表2と表3も同様です。表紙を別々に作成する場合は、それぞれ規格サイズ+塗り足しが必要です。表1には背表紙の幅のサイズを追加して作成してください。背幅は表を参考にしてください。
本 文 |
それぞれ1ページずつに規格サイズ+塗り足しが必要です。ノンブル(ページ番号)が入っていない原稿は、乱丁の原因になりますのでノンブルは必ず入れてください。また、仕上がった時に見えなくなる隠しノンブルを入れる場合は、ノド側の仕上がり線の内側(印刷に出る場所)にノンブルを入れてください。
奥付について |
同人誌では、奥付が責任所在の意思の有無を判断する基準となっています。発行者の責任を明確にするために奥付の記載をお願いします。奥付は、最終ページに入れることをおすすめします。
●「奥付・成人向けについて」にも必ず目を通してください。
!ご注意 |
※原稿は完全原稿でお願いします。
完全原稿とは、当社にて修正など手を加える必要がない完成された印刷可能な紙原稿・データ原稿のことです。当社では、セリフの写植、ノンブル打ち、誤植の修正、画像補正・修正等は一切お受けできません。入稿前には、必ず確認を行ってください。
※紙原稿とデータ原稿の混在もOKです。
データと紙原稿が混在しているものもお受けできます。その際台割が必要になります。ただし、データと紙原稿のまとまりは4ページ単位でお願いします。
【例】1-4(データ) 5-8(紙) 9-24(データ)
1ページから4ページごとに区切ってそれぞれを各グループとしたときに4ページが複数にまたがらないようにお願いします。台割表を記入して、入稿時に原稿と一緒にお送りください。